過去、現在、将来を客観的に見て、将来自分が何をどこでいつまでにどの様にしたいのかという具体的な目標を持つことは、非常に重要です。特に現代は終身雇用が絶対ではなくなったこともあり、会社に丸ごとキャリアをゆだねるのではなく、自分で自分の将来を見定める意思が必要になってきています。

働いていれば、会社側からも5年後、10年後と長い目でキャリアプランを考える様にと言われる人もいるようですが、女性は正直戸惑うものです。なぜなら一般的に女性は結婚、出産、介護等によって仕事との関わり方が大きく変動するからです。実際、5年後の明確なキャリアイメージを持っていると答えた人は、同世代でも女の人と男の人では何倍も差がありました。しかし女の人が将来に対して漠然としか考えていないのかというとそれは間違いです。想像がつかないという方が正しいでしょう。

こうした先が見えない時代であるため、「結婚、出産、介護までにこの資格を取りたい」「復帰後はこの資格を生かしたい」といった短期的なプランを立てる女性たちが増えています。女性のキャリアプランは臨機応変に変わるため、大きな目標とその間のプロセスを考えておく事が大切です。まず将来この資格を生かしてこうした仕事がしたい、大体何歳くらいで結婚して子供がこのくらいの年齢になったら再度仕事したい、といった大きな目標を決めておきましょう。その上で途中予定外な出来事にあったとしても、大きな目標がしっかり定まっていればプロセスを考えなおせば良いだけです。

「あの時こうしておけばよかった」とならないためにも、時間がある内に積極的に行動することが大切です。若い内にした努力は必ず為になります。先々、お金に困らないためにも、仕事のキャリアプランの立て方をきちんと理解しておきましょう。